止まない雪
無力な雪よ・・・
00>ホストクラブ
其れはある日、粉雪舞う少し寒い季節だった。
此の悴んだ手を温めてくれる人はもういない。
温もりが欲しい。
唯、人の暖かさだけが欲しい。
もう、心なんていらない。
「ホストクラブ、か。」
目に入ったのはホストクラブ。
『HEAVEN』、関西の人気ホストが集まってるらしい。
温もりだけ求めてるあたしには、最高の場所だった。
「入ってみるかな。」
そこそこ金を持ってるあたしは、其の店に入る。
「「「「いらっしゃいませ、プリンセス!」」」」
ホストに出迎えられ、並んだホストの写真を見る。
NO,1 リョウ、NO,2 ヒロキ、NO,3 ショウタ、NO,4 タダヨシ、NO,5 スバル、NO,6 リュウヘイ、NO,7 ユウ、NO,8 シンゴ・・・
どれも男前ばかりだなぁ、そう思いながら、誰を指名するか考える。
少し考えて、指名する。
「じゃ、ショウタ君とスバル君で。」
「「有難うございます!」」
ショウタ君、スバル君が店の奥から出てくる。
「宜しくお願いします。」
「此方こそ!」(ス)
「精一杯お相手させていただきます♪」(シ)
「此方へどうぞー。」(ス)
店の奥へと案内される。
其処にはガラスのテーブルと椅子があった。
「どうぞ。」
スバル君が手を引き、エスコートしてくれる。
「姫、お名前は・・・?」
座ったと同時にショウタ君が聞いてくる。
「、です。」
「様ですか。」
「俺らのことは呼び捨てにでもしてくださいね。」
「はははっ!そうなの?!(笑)」
「そうなんです。(笑)」
「ホンマに此の子、酒弱いんですよ。(笑)」
数十分くらいたち、あたしはスバルやショウタと親しくなった。
ココロが少し、癒されたような気がした。
人の温かさが隣にある所為なのかもしれない。
スバルとショウタが、優しく話しかけてくれるからかもしれない。