ニシキド君は爽やかボーイじゃありません。
爽やかボーイのお面かぶった893なんです!たれ目の893なんです!【何力説しとんねん。@リョウ
10年後の今日の日も
同じクラスのモテモテなニシキドリョウ君は、
爽やかボーイと評判です。
が!
あたしの前では893になるんです。
だって・・・
「ゴルァ、。」
「はいっ・・・」
「お前、此れは何や。」
「え?」
「此れは何や??(笑顔)」
「あ・・・さぁ・・・?」
「ばッくれるんか。」
「いえ、滅相もない。」
「んじゃ、此れは何や。なんでオオクラとキスしとる写真があるねん。」
「あー・・・それ、合成じゃないっすか?最近すごいねー。」
「ほー。俺に嘘つくとはええ度胸やないか。なぁ?(超笑顔)」
「あ・・・あ・・・ッ!!!」
ほら・・・。怖いでしょ??
あんね、此の写真はねぇ、あの宴会のときや!
えっと、マルん誕生日やったっけ?
あ、ヤスだ。
んで、ニシキドがバイトってことで抜けちゃって、
其の後なんか知らんけど、皆に飲まされて。(潰れるまで)(未成年なのに)
そして、よった勢いでオオクラに迫っちゃったみたいで。
キスしてた写真がご丁寧にニシキド君に届いたわけです。
誰がやったんじゃ、コラ。
抹殺してやる。【怖いって!@ヤス
「オラ、お前のんきな顔して座ってんとちゃうぞ。」
「え??」
「此処、何処か分かるか??」
「屋上!(笑顔)」
「へぇ、屋上は誰のか??」
「ウチの??(笑)」
「ん??誰の??(笑顔)」
「・・・ニシキドさんのです;」
「そうやよな?」
「はい;」
うわ、こいつ、あたしをこっから落とす気だよ。
やだー、ニシキドに殺されるの、ヤダよー!
「うん、マルと心中したほうがいいな。」
「アァ??」
「ヤダ!ニシキドに殺されるのヤダよ!」
「お前、俺が殺すとおもってるか?彼女を。」
「・・・え・・・?」
「(呆)あんなぁ・・・、俺はお前のこと大事にしてきたつもりやで。」
「・・・」
「女遊びだって止めたし、合コンにだっていったか?お前と付き合ってから。」
「ううん・・・。」
「そりゃ、束縛してたかも知れんけどな。」
「・・・」
「俺は、お前のこと、ホンマに好きやから、ずっとお前ばっか見とったのに。」
「・・・」
「お前は、此れか??なぁ。」
「・・・ごめん・・・」
「はぁ。もうええわ。」
そういうとニシキド屋上から出て行った。
『お前ばっか見とったのに。』
そんな言葉があたしの頭を駆け巡る。
「ごめん・・・リョウ・・・!」
あたしはニシキドに謝ろうと決心して屋上を出ようとした。
ドアノブに手をかけた瞬間、押そうとしていたドアが引かれた。
其処に立っていたのは、ニシキドだった。
「りょ・・う。」
あたしが名前を呼ぶと、フワッて笑って、あたしを自分のほうに引き寄せた。
「何すんの。」
「久しぶりやな、がリョウって呼ぶの。」
「うん、そうだね。」
「うれしいわ、俺。」
そう言ってまたニコッと笑った。
「ん。リョウもって呼ぶの久しぶりでしょ。」
「そやなー、お前ばっかやったもんな。」
「ねー。」
「・・・」
「・・・ん??」
いきなり後ろからぎゅっとリョウの温もりが伝わってきた。
「ね、リョウ。」
「なんや。」
「10年後の今日の日も、こうしてられる??」
「当たり前やん・・・」
「そっか・・・。あ、Happy birthday リョウ。」